波路を築く

アニメの感想&批評

自分語り

どこかにいる理系学生。化学を専攻する。


産業の発展のために研究に尽力するとか、技術者として社会で躍進するとか、そういった高尚な目標は持っていない。もっと言えば、将来やりたいことの中に化学の知識を活かせるものは無い。

大学自体はとても楽しみで張り切っていた。サークルに入って人並に大学生活を楽しんむものだと。実際はそんなことなくて、入会希望していたサークルに入ったはいいが顔を出していない。まあ例の感染症のせいでほぼ全ての団体が活動できなかったのもあるが、世渡り上手なやつはサークルに頼らなくても集団を形成していくほどの行動力があるので、なんとなく自分との差を実感した。

コロナ禍で虚無化しつつあった日常から救ってくれたのがアニメだった。世の中にはこんな面白いものがあったのかと。ついでに高校を卒業するまでに持っていたアニメに対する偏見はほとんど取り除かれた。化学をやるよりはアニメに関係する仕事に就きたいとまで考えるほどになった。向いているかどうかは別として。

一年揺るがなかった志があったとすればそれは俺の生涯の中で最大の芯の強さを誇るほどに、自分の意思決定力が貧弱であることを自覚したのは割と最近だった。実際、直近の一年間で初めて将来の夢を貫き続けた。その夢というのは”作曲家”である。

なぜこうなったのか。まず、もともと打楽器の経験はあったし、音ゲーにも結構投資した。音に合わせて体を動かすのが楽しくて、それが徐々に音楽を作りたいという願望にシフトしていった。創作意欲が強かったのもあるかもしれないが、まあ自然な流れだと思う。ちょうど一年前はバンド組んで曲作ってってのを想像してたんだけど、音ゲーの曲とかアニメやドラマの劇伴とか作るのもありかなと。アニメを観始めた直接的なきっかけは友達によるものであるが、劇伴に対する興味が先にあったってのも事実。それからどっぷりハマっていった。

自分が将来やりたいものでかつアニメに関係する仕事といえば、それは劇伴の制作に絞られる。

とまあ色々書いてきたけど、結局ただのアニメオタクとして人生を歩む確率のほうが高い気がする。