波路を築く

アニメの感想&批評

日記 2022/05/19

お久しぶりです。あまり記事を上げる気にならず、二か月ほどサボっていました。暇な時間が無いわけではなく、俗にいう「腰抜け」とか「根性なし」ってやつです。なおさら文章を書き殴った方がレビューは熟達しますし、ちょこちょこアクセスしてくださる方のためにもなるのですが、自分はすぐに行動には移せないので、近況報告という楽な形から入らせていただきます。

最近、ピンドラの映画を見ました。新規カットはありますが大部分は既存のシーンの貼り合わせです。決してTVシリーズのダイジェスト的な意味ではなく、説明的になりがちなところをあえて時系列を崩してキャラクターの感情に沿った構成にして、リズム感の良い作品に仕上がっていました。むしろエンタメ的にはTVシリーズよりも優れていると感じます。単に劇場版の映像・音響の強化といった面のみでなく、構成面の細かな工夫が功を奏した好例です。ただ、フィルムスコアリングだったこともあって音楽と映像の嚙み合わせ自体は申し分ないのですが、話が相当急いでいるので、常にBGMが流れて切り替わるという落ち着かなさもありました。

TVアニメ版のレビューも考えております。内容に触れるとしたらそっちです。